投資家の皆様へ

ご挨拶

代表取締役 社長執行役員(COO) 鈴木 俊郎 代表取締役 社長執行役員(COO) 鈴木 俊郎

平素は格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。

当社グループでは、この4月より始まった新年度から新たな中期経営計画(V76)を開始する運びとなりました。これは、本年5月に定めた長期的な企業ビジョンの実現に向けた重要課題に対する実行計画になります。V76においては「安定してROE8%以上を実現する事業構造の構築」をテーマに、最終年度である2027年3月期の経常利益50億円以上、当期純利益35億円以上という定量目標を掲げました。この目標達成に向けて、全社一丸となって鋭意取り組んでまいる所存でございます。

株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役 社長執行役員(CEO) 鈴木 俊郎

業績ハイライト・
今期業績見通し

業績ハイライト(2024年3月期)

当連結会計年度における世界経済は、欧米諸国における金融引き締めや中国経済に対する先行き懸念、地政学的リスクの高まりなどから、景気下振れに対する警戒感が強いまま推移しました。
当社グループの事業領域であるエレクトロニクス業界は、サプライチェーンにおける半導体や電子部品の在庫調整局面が続き、停滞感が漂うまま推移しました。一方、国内のICT業界は、企業の生産性向上や業務効率化を目的とした既存システムの刷新/クラウド移行、DX(Digital Transformation)推進等を背景に堅調に推移しました。

このようななか、当社グループにおきましては、事業構造改革による収益力向上と成長市場での事業拡大に向け、デバイス事業では既存事業の拡大と新しい収益基盤の確立、ソリューション事業ではサービス提供型ビジネスの拡大やデジタル技術の拡充に努めるとともに、顧客基盤の拡大にも注力してまいりました。

この結果、当連結会計年度の業績は、売上高は1,401億97百万円(前期比13.0%減)、営業利益は57億48百万円(前期比16.0%減)、経常利益は39億8百万円(前期比29.1%減)となりました。
また、親会社株主に帰属する当期純利益は27億40百万円(前期比28.5%減)、自己資本当期純利益率(ROE)は7.6%(前期は11.8%)となりました。なお、連結会社間での収益及び費用の内部取引におきましては、親会社の取引は取引発生時のレートまたは為替予約レートにより換算し、在外子会社の取引は期中平均レートにより換算して相殺消去しております。当連結会計年度は円安基調で推移したことに伴い、相殺消去する費用が対応する収益を大きく上回ったため営業利益は増加しておりますが、同額が営業外費用の為替差損として調整されており、経常利益への影響はありません。

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決算年月 2020年
3月期
2021年
3月期
2022年
3月期
2023年
3月期
2024年
3月期
売上高 (百万円) 123,085 112,791 123,583 161,107 140,197
経常利益 (百万円) 1,878 2,167 3,560 5,511 3,908
親会社株主に帰属する
当期純利益
(百万円) 1,451 1,646 2,524 3,832 2,740
純資産額 (百万円) 42,029 43,210 30,683 34,252 38,373
総資産額 (百万円) 73,659 84,602 72,809 78,601 78,884
1株当たり純資産額 (円) 2,188.84 2,249.40 2,514.04 2,803.65 3,138.10
1株当たり当期純利益 (円) 75.66 85.82 171.12 314.43 224.66
自己資本比率 (%) 57.0 51.0 42.1 43.5 48.5
自己資本当期純利益率
(ROE)
(%) 3.4 3.9 6.8 11.8 7.6
株価収益率(PER) (倍) 18.4 23.4 9.4 7.7 9.6
1株あたり配当金
(年間)
(円) 70 40 100 135 105
配当性向 (%) 93.2 46.9 48.8 43.5 47.3

2025年3月期業績見通し

現在の広報数値は以下の通りです。

売上高
150,000百万円(前期比7.0%増)
経常利益
3,600百万円(前期比7.9%減)
親会社株主に帰属する当期純利益
2,600百万円(前期比5.1%減)

数値は2024年5月10日発表の数値です。詳細につきましては下記資料をご覧ください。
2024年3月期決算短信